MIONの本体は再生ポリエステル繊維製。30×30cmの正方形 厚み7cm
美しいテーパーの入ったフレームが吸音材を中に入れても、きれいなアートパネルになる秘訣です。
ファブリックを張った裏面には、マジックテープを取り付けていますので、もう片側のシール状マジックテープを壁面に貼って、設置してください。

中に入っている四角い白い塊が、1000Hzを90%吸音する効果を持っているのです。
以下は、MIONのフォルム製作過程です。
フォルムを形つくる素材は、木枠?
当初、MIONは、木枠でフォルムを形作っていました。木枠は重くなるので、避けたかったのですが、ふわふわの吸音材を固定するには木枠が作りやすかったからです。
また、MIONは、吸音性能が優れた50ミリ厚のフワフワの物を使いたい。吸音アートパネルとして、アートの様に飾ることから、絵画の額縁の様に厚みがあっても良いのではないかと思ったのです。そして、布団張りの様にRを付けてみたらどうか。
フォルムはRかフラットか
手間をかけてRを付けてみたものの、フラットの方が柄が繋がりやすいのではない?という結論に至りました。さて、では、どのようにしたらよいか。そこで、試行錯誤の中、吸音材と同じ材質で12ミリの薄くて固めの素材があることを、エンデバーハウス株式会社の社長米田さんから教えていただき、それでフォルムを形作ることにしました。
そして、厚み60㎜のフォルムが出来上がったのです。
写真はその時の試作品ですが、絵がサイズアウトしていたり、生地が寄ってしまっていたり、解決すべき課題が、山積みでした。生地が寄らないようにするには?柄がきれいに見えるようにするには?プリントする際、柄が縮小するね。壁面への設置方法は、どのようにすることが最適か?それを一つ一つ解決して行きました。
柄をきれいに魅せるには
通常、ファブリックや壁紙などには、リピートといって、同じ柄がいくつも自然につながるようにデザインされています。nineARTにおいては、リピートはありませんが、分割した柄が上手くつながる様、原画から、プリントデータにする際に工夫をしなければなりません。そこでも試行錯誤を重ね、額縁の小口の部分にも柄が来るようにして、繋がりを自然に魅せるよう工夫をしてみました。プリントデータから実際プリントする際に、多少の縮小が起こるので、それも加味してデータを調整しました。
そして軽いので
そして、ようやく、完成形のフォルムになりました。素材を極限まで削ったことにより、重くない軽い商品になりました。なので、虫ピンで設置することもできます。
取り付け方法
①虫ピンで設置
側面に斜めに打ち込むようにして設置してください。虫ピンは別売りです。
➁ マジックテープで設置
付属のマジックテープを使用してもらい、壁面にしっかり貼ることもできます。片側のマジックテープを位置を決めた壁面にしっかり貼り、MIONをマジックテープに貼り付けます
③ ピクチャーレールフックに設置
1個だけ、ピクチャーレールに設置されたい方は、金具を付けて設置することもできます。
ファブリックにもゼロウェイストの取り組みを
ファブリックは経年変化に寄って多少痛みますが、もし、傷んでいない状態で、設置をやめた場合、そのファブリックを使用して、クッションやバッグなど他のものに生まれ変わってもらえるような仕組みを考えています。ご希望があれば、是非ご相談ください。
更にフォルムデザイン詰めました。
一旦は、完成した物の、多くの方に使っていただくには、最終段階は本当に一個一個手作りでありながら、一定の企画を満たすよう、更にフォルムを詰めました。そして、完成し、昨年末やっとマスターフォルムが完成し、吸音性能の試験も完了しクラウドファンディングをする、目途が立ちました。
正面の30cmの正方形の部分はフラットです。中に吸音効果の高い吸音材が、入っています。サイズは30×30×7cm 手作りの為若干の誤差はありますが、ほぼ同じ大きさに製作しています。

その他、カジュアルに使っていただけるCUSHIONタイプも作りました。お座布団のような形ですが、壁に設置できるようになっています。
こちらのサイズは47×47×5cmです。
